大分教区事例紹介

大野組の取り組み~各寺をサポーターと組の3役で訪問~

まず、それぞれのお寺で総代や仏婦仏壮、近くの門徒、さらには住職坊守寺族等皆に集まったもらい、こちら(サポーターと組の3役の誰か)からの説明と意見交換会を行うこととする。

あるお寺での説明会で、最初は「子どもがいないのに、子どもを何とかしなければ、ということ自体無理な話だ」という意見が多かったが、そのうちに「総代会で、こんな子どもたちを集めるだとか、参拝者を増やすためにはとか、活気あるお寺にするためにどうしたら良いかとか、話し合ったことがなかった。初めてやな。こんなことも話しをすることは大事やな!」というご意見をいただいたり、「わしもこの頃、あまりお参りしてなかった。今度、家族でお参りに来んといけんな…」とか、さらに「今度、仏婦も一緒にこのことについて話しをしよう。そん時は、ご院家さんまた説明に来ちくるんかい。わざわざ来ちくるりゃ、今度は一杯ださにゃならんな~」と、最後は和気藹々の雰囲気の中で、また訪問させていただくことを約束して帰った。

1回でわかってもらえるものではないと感じた。ただ、こんな話しをしに、今までよそのお寺さんに出向いたことがなかったというのが正直なところ。キッズサンガの説明といいながら、話し合い法座の様相となり、総代さん方を始め門徒の皆さんの本音をお聞かせいただきながら、この方々は「お寺をどげぇかせんといかん」と強く思っている、ということがよくわかった。これこそが門信徒会運動の具体的な形であり、過疎対策に通じていくのではと感じた。
そして、今だったらまだ間に合う。幼いときにおそらく阿弥陀様のご恩を喜びながら日暮しなされている方に育てられた経験を持つ方がいるうちに「何とかしなければ」と強く感じた。

そして、説明会で一番反応のよかった、腕輪念珠つくりを組の行事として行うこととし、去る、9月7日に「大野組キッズサンガ研修会」を行った。教区のアドバイザーでもあり、少年連盟で、子どもたちへの腕輪念珠つくりを進めている重松少年連盟委員長を講師として招き、キッズサンガの趣旨を説明してもらい、腕輪念珠作りを実際に体験してもらった。すると「これは簡単だ!」「きれいな珠のお念珠ができた!」「これなら、うちのお寺でも皆を集めてやってみよう!」と反応は上々。

子どもが少ない、又はいない地域の寺院では、総代や仏婦や仏壮がこのように手作りで腕輪念珠を作り、都会に出ているお孫さん等へ手紙を添えて贈り、里帰りしたときなどにその腕輪念珠を持ってお寺にお参りに来てもらう。早速、半分以上のお寺さんが、腕輪念珠のユニットを購入した。

最乗寺の取り組み~最乗寺ボンフェスタ~

さる、八月二十八日(土)『キッズサンガ』を合言葉に、百名近くの子どもたちとその保護者、約三百名が集い、にぎやかに、夏の楽しい思い出つくり『第2回ファミリーボンフェスタ』が開催された。

最乗寺子ども太鼓、親子ゲーム大会で大いに盛り上がり、出店では焼き鳥・かき氷に舌鼓を打ち、駄菓子屋・ヨーヨー釣り・輪投げなどを楽しんだ。さらに、住職が大太鼓をたたく中、盆踊り (しんらん音頭)を、みんなで踊り、夏の一夜を満喫した。

今年もスタッフとして総代や仏婦役員、仏教壮年会有志、仏青、少年・保育関係者そして住職と坊守・寺族など総勢約五十名が協力して行われた。